Dec 15, 2012

人と人との距離



つい昨日のことのような気がする。
イルミネーションと、年末の足音。
去年も
おととしも
おんなじふうに。

そこに立っているのは私だけど
心に住んでる人はもう違う。

じゃあ、来年は?と考えてふと怖くなる。


変わらないものなんてあるのだろうか?








ぼんやりと、街の灯。
その中に散らばる無数の出会いと、別れと。
ある人にとっては幸せな夜で。
ある人にとっては悲しい夜で。


いいこともわるいことも
かならず変わりばんこ

自分の問題は自分で解決しなくちゃいけない。
山も谷も、歩いて進んでいくのは自分の足。



松浦弥太郎さんの「あなたにありがとう。」って本を読んでいたら
ドキリとする章があった。



"恋人でも友人でも、誰かとかかわりをもったら、
二人の距離がどんどん縮まっていくのがよしとされています。
逆に「距離を置こう」となったら、すなわち縁を切るようなところもあります。
お互いに向かって前進するか、すっぱり縁を切るか。
人間関係は二つに一つしかないように思われています。
しかし人と人との距離というのは、伸び縮みするものではないでしょうか。"


伸び縮み…
そんなイメージをもったことがなかったから。
くるしみやみじめさから逃れたい一心で、
いてもたってもいられないような焦燥感で
つながりのシャッターを降ろしてきた。


人間関係に伸び縮みを持たせられるような、こころの強さと広さ。

それが今、いちばん欲しいもの。