Nov 20, 2011

かなしくなるほどに




秋の陽射しはみじかくて
羨望にも似たきもちで
そのあたたかさのなかにうずくまる
 
右から左
ながめるうちに
光と影は二人三脚で移動していく
 
 
どうしたらこのさみしさを埋められるのか
ひとはみな
一人だけど一人じゃない
だけどやっぱり
一人ぼっち
 
 




一人の時間を
愛することができますように

それが
だれかと過ごす時間を運んでくるならば








ときおり
日常の美しさに押しつぶされそうになる

陽が落ちるとかなしくなるほどに