最近、ずーっと、むなしかった。
今なにが起きたというわけでもなく、ただ、むなしかった。
報われなかった過去の恋愛っていう、もう甘くも味もしない飴玉を
あれやこれやと取り出してはだらだらと舐め続けて、意味のない涙を流して。
そんな悲劇のヒロインに浸っている自分がものすごくいやだった。
「恋の傷は恋で治す」
シンプルな法則。
ようするに、新しい恋をしていないのが一番の原因。
ぜんぜん調子がでない。やる気もでない。むなしさだけ。
たぶん仕事がなかったら、永遠に部屋から出られなかったかも。
こないだ、友達とごはんしてるとき「親孝行したいなー」って話をしたら
「かおりが健康で笑顔でいることが一番の親孝行なんじゃない?」って言われて
泣きそうになった。
健康だけど、こころは全然しあわせじゃなかったから。
お父さんお母さんごめんね、って思った。
結局むなしさを理由にして「らくちん」や「だらしなさ」に逃げてた。
私は死ぬまで私だし
私が私として生まれてきたのにはちゃんと理由があるんだ。
そこを否定してたら、一生むなしい人生になる。
顔は笑ってても、親はちゃんと見抜く。
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今日会社帰りにナカメに寄って、目黒川沿いの桜の様子を見てきた。
全体的に三分咲きくらいで、日当たりのいいところは結構咲いてた。
半分よりすこし太ったお月さまも明るく輝いてて、
露店のワインを飲みながらふと、「今日から、変わるんだ」って思えた。
桜が満開になったら、一眼レフ持って行こう。
明日は嵐の予報だけど、桜、がんばれーーーーー!